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オステオパシー

オステオパシーとは

今回はオステオパシーについてお話いたします。私がオステオパシーに出会ったのは10年以上前のことです。オステオパシーのセミナーに参加し、その施術デモンストレーションを見て衝撃を受けました。

セミナー参加者の中に内側半月板損傷の手術を受けた方がいました。その方は術後膝が90度程度しか曲がらなくなっており、その方の施術が始まりました。評価(問題点を見つける)から施術まで5分に満たなかったと思いますが、脊柱(背骨)の一箇所を矯正するのみでした。その後、その方の膝は曲がるようになり、その場でしゃがむ事が出来るようになりました。

その日に受けたセミナーで学んだ事、見たことは、それまで学んできた理学療法とは全く違う視点で展開されているものでした。現代医療は、循環器、呼吸器、運動器、など人の体を分割して症状のある部位にフォーカスしています。オステオパシーは解剖学的な観点から人の体全体を捉え、すべての組織同士の関係性の中で問題点を探します。組織同士の関係性を作っているものが、筋膜やその他の膜組織であり、一般的なリハビリでは、施術対象としていません。そのため取れない痛みや不調の原因として見逃されている事が多くあります 。