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取れない膝の痛み

今回は施術ブログです。

今年のお正月に妻の実家の徳島に帰省しました。私と妻と2匹の犬を連れて1泊2日での帰省で、毎年恒例となっています。徳島県のかなり田舎の方で、車で3時間近くかかります。

途中で犬が車に酔ったりと、大変でしたが何とか徳島の実家に着くと、義父の様子がいつもと違っていました。

歩いている姿がぎこちなく、脚を痛そうにしていました。話を聞くと、ここ3ヶ月くらい右膝が痛く椅子から立ったり歩いたりするのが辛く、夜中にトイレに行くさいも階段が大変なのでベッドを購入し一階に置いて寝ている、との事でした。

病院に行って診察してもらうと、骨は異常ないが水が溜まっているので水を抜いてもらうと暫くは楽になるが、すぐに痛みが再発してしまう、また近くの整体にも行ったが、かなり強く揉まれるためよく朝足が紫色になるので、あまり行っていない、と話していました。

私もこのような仕事をしているため、早速脚を見ることになりました。痛みのある部位を確認すると、右膝の内側に痛みが生じており、立ってもらうと膝がO脚気味になっており、最初は変形性膝関節症かな、とも思いましたが、痛みのある部位を確認すると膝関節のやや上の部位で内転筋の停止部付近を指差しました。

内転筋とは脚を内側に動かす作用があり、骨盤から大腿骨の内側に付着しています。ない転勤を構成する筋はいくつかあるのですが、場所から大内転筋と思われました。そこで寝てもらい、右脚を外転方向(外側)に動かすと、痛みが増強しました。筋肉を触診すると内転筋がかなり緊張しており関節の痛みではない事がわかりました。

そして私はいつも通り施術をし、約30分程度行いました。結果、床からたっても歩いても痛みは生じておらず義父も大変喜んでいました。

義父は施術中、こんな軽い触り方で大丈夫かな、と思っていたそうです。私の考えを述べさせていただくと、強い圧で触ればいいと言うわけではありません。

多くの方は強く押さないと効果は出ないと考えています。しかし強すぎる圧はかえって問題を引き起こすことが多々あります。義父の通っていた整体では翌日脚が紫色になっていたそうですが、明らかに圧が強すぎます。また揉み返しという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは圧が強いため軽い打撲のような状態になっていると思われます。

オステオパシーのコンセプトは、全身を調整しその人の自然治癒力を促進する、というものです。そのためには強い力は必要ありません。当サロンはボキボキ骨をならしたり、力ずくの矯正は致しません。全身が調和して動く事を目指します。

痛くない整体をお探しなら、オステオパシー専門整体「カラダの調整所」まで。ご予約はこちらから。