今回は過去の施術ブログです。

私が以前勤めていた病院に入院してこられた患者さんです。元々腰の痛みのため別の整形外科クリニックに通院されリハビリを受けていましたが、通院中に熱中症になり緊急入院されました。

私がリハビリのために訪室すると、熱中症の症状は軽減されていましたが腰部痛のためにベッドから起き上がることが出来ないご状態でした。

体を見ていくと両側の仙腸関節という背骨の下部にある仙骨という骨と骨盤の左右の腸骨という骨により組み合わさっている関節の可動性が低下していることがわかりました。

施術は仙腸関節のリリーステクニックを行い、その他影響を出している部位を数箇所施術いたしました。

施術時間は20分程でしたが、痛みなく起き上がることができるようになりました。

仙腸関節は以前は動かない関節として認識されていましたが、現在は数ミリ程度の僅かな動きがある事がわかっています。ほんの僅かな動きですが、一度ロックされてしまうと痛みが生じ体動困難となります。

仙腸関節障害は稀ではなく、年齢性別に関係なく腰部痛の原因の一つとされていますが、骨盤帯の評価など正確に検査をする必要があるため見逃されていることが多い部位でもあります。

オステオパシーの検査は解剖学に基づき正確な評価を行います。診断の精度、施術効果は非常に高く何処に行っても治らないと諦めている方に受けて頂きたい施術です。

ご興味のある方は、神戸元町三宮（三ノ宮）オステオパシー専門整体「カラダの調整所」まで。

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