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膝の痛み
膝の痛みの中でも特に膝の内側に痛みを訴える方が多くいます。今回は膝内側の痛みについて書こうと思います。
膝が痛くて整形外科に行かれた方は「変形性膝関節症」と診断され事がある方も多いと思います。変形性膝関節症の治療で一般的なのはヒアルロン酸注射やリハビリ、中には手術を勧められた方も多いと思います。
ヒアルロン酸注射は効果が一時的なため、一旦症状が軽快しても患部に負担が生じたり、時間と共に症状が再発します。そのため2週間に一度の通院が必要となります。
リハビリでは主に動作改善のための筋力トレーニングや足底板の使用により膝に負担を掛けないような動作の獲得を目指します。
自分自身の経験上から「変形性膝関節症」と診断された方の膝を確認すると、軟骨のすり減りによる痛みではなく別の要因が痛みに繋がっていることが多くありました。痛みが生じている部位を詳細に確認すると、鵞足炎や脂肪体、その他の筋肉の痛みであることが多くあります。
オステオパシーと通常のリハビリ、整体の違いを聞かれることがありますが、まず違うのは診断の精度と考えています。全身の組織を検査することで痛みの本当の原因を探し出します。そのため診断に時間をかけ丁寧に見ていくため施術時間の中で診断にかける割合は多くなります。
施術は非常にソフトでありますが効果は高いと自信を持って言えます。最も体に影響を及ぼしている組織に対し、全身の中で調和して動けるようにする事で人の持つ自然治癒力を最大限取り戻すことがオステオパシー治療の本質です。